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パーソナルトレーナーが教えるダイエットの秘訣3つ

ミューロントレーナーの上原です。

パーソナルトレーナーとダイエットをしたい、パーソナルトレーナーってどんなことをやってくれるんだろう?と思っている方は多いはずです。

そんな方へ、パーソナルトレーナーが教えるダイエットの秘訣をお伝えします。内容は、メンタル、食事、運動のシンプルな3本立てです。

1.メンタルの秘訣

ダイエットは、あなたの今までの食事を変えていくこと、生活に運動の習慣を取り込むことを意味しています。それは、あなたの生活習慣を変えることと同じ。

そして、生活習慣を変えるのには適切な心構えが必要不可欠です。まずは、ダイエットを成功させるメンタルについてお教えます。

1-1.自分の本音を明確にする

ダイエットの挫折を防ぐ第一歩は、目的を明確にすることです。そして、自分の本音を、隠さずに認識することが大切。

例えば、正直に夏にビキニを着こなして彼氏とデートしたいというのであれば、かっこ良く水着を着こなすというボヤケた目的設定を今すぐやめて下さい。

自分の本音と目的がずれると、途中で、「わたし、何のためにダイエットをしてるんだっけ?別に水着をかっこよく着こなすよりも、今パスタ食べたほうが幸せ。」と思うようになります。

健康目的以外の場合、
「思わず恥ずかしく感じる目的が、いい目的のサイン」
です。

恥ずかしく感じる目的は、あなたが深層心理の中で思っている本当の目的です。理性を働かせて、そこに蓋をしないで下さい。目的を小奇麗に着飾っても、ゼッタイに続きません。

自分の本音を言葉にして、毎日目にするところに貼って下さい。

1-2.「苦労」を絶対にしない

「さあ、今日からダイエット!今回は、絶対に成功させてやる!」と、人間は根性論でモチベーションを維持しようとしがち。しかし、それがそもそも失敗の始まりです。

絶対にイヤイヤ「苦労」はしてはいけません。オシャレをすることを、苦労だと感じますか?毎日のお化粧を、苦労だと感じますか?

自分の生活をウキウキしてくれるものに、苦労という言葉を使いませんよね。健康的な食生活や運動を行うことも、自分の生活を快適にしてくれるものと感じることが大事です。

例えば、女性のモデルさん達は、健康的な食生活や運動を「苦労」しているのでしょうか?苦労しているのであれば、彼女達は絶対に続いてません。彼女達は、健康的なライフスタイルを楽しんでいるのです。そして、その健康的なライフスタイルが、彼女達の毎日に自信を与え、快適な生活の源になっているのです。

では、健康的な生活にウキウキを感じるためにはどうしたらいいのでしょうか?大事なのは、健康的なライフスタイルに憧れ、毎日そのライフスタイルからインスピレーションを受けれるようにすることです。

FacebookやInstagramなどのSNSで、自分が目指したいカラダを持ち、自分とファッションセンスが合うモデルをフォローして、毎日インスピレーションを受けられるようにして下さい。

そして、気になったことを、すぐに真似して下さい。彼女達の食生活や運動方法を取り入れてもいいですし、同じランニングウェアやランニングシューズを買っても同じ効果があります。その瞬間に、自分の心の中でカチっとスイッチが入ります。

1-3.小さな一歩を踏み出す

「部屋をいつも綺麗にしたければ、毎日パジャマを畳むことを意識するだけでいい。」

こんな事を聞いたことはありませんでしょうか?新しい習慣を身につけるためには、簡単に踏み出せる小さな一歩だけに集中することが大事です。

上の例で言うと、パジャマを畳んだ瞬間に部屋全体が気になりはじめ、部屋全体を整理し始めるようになります。

朝、ジョギングをすると決めたのであれば、パジャマ自体をランニングウェアにして、ベッドの下にランニングシューズを用意しときましょう。

起床後に、必ずジョギングの格好で外に出ること「だけ」をゴールにして下さい。そのさい、気がのるようでしたら実際に走って下さい。ゴールは、外にでることですので、気がのらないようであれば走らなくても大丈夫です。

小さな一歩である条件は、挫折したくてもできない事です。

詳しい説明はここでは省きますが、大きな目標を掲げると脳が多大なストレスを感じ、脳が行動を邪魔します。
しかし、小さな一歩は脳がストレスを感じないために、脳が行動を邪魔することはありません。

でも、小さな一歩だと時間がかかりそう…と心配されるかもしれん。しかし、ご安心下さい。小さな一歩は雪だるまのように最初は小さくても飛躍的に大きくなっていきます。

1-4.完璧ではなく、進歩を目指す

ダイエットを始めると、本やサイトに書いてある理想なダイエット生活や運動方法を鵜呑みにしがちです。

本に書いてある理想的な生活を2週間続けたあと、ストレスが溜まり、週末の一杯のお酒からドカ食い。自己嫌悪に陥って、ダイエットをやめてしまう。こんな経験をしたことはないでしょうか?

ヒトであれば、仕事のスケジュールや付き合いなどで、理想的なダイエット生活ができないことが必ず起こります。しかし、それが起きたとしても自分を責めてはいけません。ダイエットは長期戦です、細かい失敗などすぐに取り戻せます。

よくありがちなのは、完璧な生活を頑張って、二ヶ月で目標達成。でも、そのあと以前の生活に戻り、半年後にはリバウンド。というパターンです。

ダイエットを進めながら、理想的な食事と自分のライフスタイルの丁度いいバランスをぜひ見つけて下さい。そうすれば、一生快適なカラダと快適な生活を維持することができます。

2.食事の秘訣

2-1.ダイエットの基本は食事

話題になったダイエットは食事が8割という本のタイトルにもあるように、ダイエットで一番大事なのは食事の改善。でもなぜなのでしょうか?

一つ簡単な問題で考えてみましょう。ジョギングで、60kgの人が脂肪1kgを落とすのに走らなければいけない距離は何キロかご存知でしょうか?

ズバリ言うと、120kmです。

これは、フルマラソン3回分にあたります。一ヶ月で1kg痩せるとなると、毎日4km走らなければいけません。かなり難しそうですよね。だからこそ、ダイエットで一番大事なのは食事なのです。

朝・昼・夜のごはんをお茶碗半分にするだけで、毎日300kcal抑える事ができます。これだけで、一ヶ月に約1.2kg落とすことができます。こちらの方が、断然簡単です。

2-2.炭水化物抜きダイエットがおすすめ

では、どんな食事をすればいいのでしょうか?置き換えダイエット?カロリー計算?

結論から言うと、食事方法は炭水化物抜きダイエットがおすすめです。

3つ理由があります。1つ目は、始めた瞬間、ものすごいスピードで最初体重が落ちていきますので、モチベーションを維持しやすい。

2つ目は、炭水化物を抜くと血糖値が安定するので、イライラや食後の気だるさが無くなり、精神的に快適になりやすい。

最後は、カロリー計算によるダイエットと比べて、炭水化物抜きダイエットは簡単で外食・コンビニでも気軽にできるからです。

詳しい炭水化物抜きダイエットの実践方法は、下のリンクを参考にしてみてください。

炭水化物抜きダイエットで10kg痩せた実践方法

2-3.停滞期に陥ったら

ダイエットには停滞期はつきもの。人間のカラダはうまく作られており、食べ物の量が減るとそれに応じて消費カロリーがセーブされ、あまり落ちなくなる時期があります。

また、女性の場合、月経のリズムもあり、2週間減らないこともザラにあります。「こんな食べ物を制限してつらい気持ちになってるのになんで落ちないんだ、もうやめてやる」と思う前に、以下のステップを思い出して下さい。

1)まずは、自分の食事を見直す。炭水化物抜きダイエットは、脂肪の量やカロリーを軽視しがちになります。マヨネーズの使いすぎやジュースの飲み過ぎはありませんか?

2)お通じがよくなければ、食物繊維を沢山含むものを日常的に摂取して下さい。ダイエットをすると、便秘になりがちになります。これが原因で、体重に変化がないように感じるがあります。

3)ビタミンB6を多く含むものを摂取する。ビタミンB6は、脂肪代謝をあげる効果があります。にんにく、まぐろの赤身、レバー、ピスタチオに多く含まれています。

4)上の3つをやっても効果が無く、3週間以上体重が減らない場合は、一日だけ炭水化物をドカ食して下さい。炭水化物を摂取することで、レプチンという脂肪燃焼ホルモンを大量に生成します。朝はサンドイッチ、昼はラーメン、夜はピザと徹底的に炭水化物を食べて下さい。そして、次の日は、炭水化物を完全に抜くことがポイントです。

3.運動の秘訣

3-1.自分に合った運動のタイプを選ぶ

有酸素運動と無酸素運動、どちらがいいのかは常に議論のまと。先に結論から言うと、どちらも効果があります。まずは、自分が好きな方を選んで下さい。そして、運動する習慣がついてきたら、両方やっていきましょう。

有酸素運動と無酸素運動、どちらの方が、気分的にスッキリしますか?どちらの方が、ストレス発散できますか?どちらの方が、パワーが湧いてきますか?どちらの方が、気分転換になりますか?

「やりやすい」よりも「やりたい」を、絶対に優先して下さい。短期的には、「やりやすい」方が文字通りやりやういかもしれません。でも長期的にみると、「やりたい」方が絶対に続きます。

3-2.まずは習慣づくりから

自分の生活に新たな習慣を入れることは、根気がいります。なので、まずは運動をするという意識と習慣を徐々に取り入れて下さい。

繰り返し言いますが、小さな一歩だけに集中しましょう。さきほど説明したように、ジョギングであれば、ジョギングの格好をして外にでることだけを意識して下さい。

気が向いたら、走るくらいの気持ちで大丈夫です。まずはそこからです。

3-3.運動のポイント

まず有酸素運動のポイントは、軽く息が上がるぐらいでやめることです。これには、2つの理由があります。1つ目は、運動の継続性を高めるため。つらいと思うようになったら続きません。

2つ目は、過度な有酸素運動をするとコレチゾールというストレスホルモンが多くでるためです。これは、筋肉を分解し、食欲を増進させます。

ランニング、ウォーキング、水泳など、自分にとって最適な有酸素運動を続けましょう。

無酸素運動、すなわち筋トレのポイントは、週2〜3回のペースで行うことです。きちんと休養をはさむことで、効果的に筋肉を発達させ、カロリー消費を促します。

よく、筋トレはダイエットに意味が無いという方がいます。それは、誤解です。確かに、筋肉が1kg増えても6kcalしか消費カロリーが増えません。

しかし、筋トレをしてから24時間〜48時後、代謝が亢進し、一日あたり100〜160kcal消費カロリーが多くなるという研究結果があります。筋肉を作る過程で、多くのカロリーが体内で消費されるのです。

また、女性の場合ですと、筋トレに馴染みが無いために、何をしたらいいか分からない方が多いかもしれません。女性ですと、腹筋、足、腕の3つを重点的に筋トレしていきましょう。

快適なライフスタイルを楽しむことがゴール

ダイエットは、たんに体重を落とすものだけでなく、長期に渡って快適なカラダを維持していくライフスタイルを見つけるプロセスです。いつになっても、快適なカラダと、快適なライフスタイルを維持することがゴールです。

そして、健康的な生活をすることが、毎日オシャレをするのと同じぐらい、楽しいことであるようにしていきましょう。

その発見は、あなたの一生の財産になります!

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ミューロントレーナー上原